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一般の人たち6人が裁判員として裁判に参加する「裁判員制度」。いよいよ今日5月21日から開始されますね。
一生のうちに裁判員を体験する人は67人に1人ともいわれていて、もしかしたら後々ボクにも出番が回ってくるかもしれません。たとえばボクが裁判員として参加することになったら、一体どんな事件を担当するんでしょう?
2009年には始まるそうですが…
「参加したくない派」が7割 裁判員制度、あなたはどう? (2005年5月26日号) 「裁判員は、殺人や民家への放火、身代金目的誘拐など重大な刑事事件を担当します。裁判では証拠書類の取り調べのほか、被告人や証人に対して質問をしま す。そして、被告人が有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするか、他の裁判員(全6名)や裁判官(全3名)と一緒に議論・決定することになります」 (法務省広報担当)
そもそも裁判員制度ができたのは、「国民である被告を裁くのは、国ではなく国民であるべき」という方針からなのだそう。
世界で採用 されている国民参加型の裁判は、大きく分けて「裁判員制度」と「陪審制度」の二つです。「陪審制度」は基本的に12人の一般人だけで被告の有罪、無罪を決 めるというもの。しかし、日本の「裁判員制度」では、裁判に参加する一般人は半分の6人。陪審員の数に比べるとずいぶん少なく感じますが、この人数でも ちゃんと審理できるのかな?
制度スタート前に、映画で仮想体験!
ロシア版『12人の怒れる男』で“裁判員の心構え”を養おう! (2008年7月31日号) 「あまり人数が多いと1人あたりの発言の機会も減りますし、日本の裁判員制度では裁判員のほかに3人の裁判官が参加しますので、十分な審理が可能であると考えられています」(弁護士・川目武彦先生)
また「陪審制度」では、一般人の陪審員だけで被告が有罪か無罪かだけを決め、あとは裁判のプロである裁判官が刑罰を決定します。一方「裁判員制度」 では、裁判員と裁判官が被告の有罪無罪から刑罰までを決めることになるんです。もし裁判員になったら、被告や被害者の印象に惑わされず、公平な目で証拠を 吟味する必要がありそうですね。
裁判員に選ばれたときに担当するのは刑事事件のみですが、裁判には民事事件を扱う裁判もありますよね。そもそも刑事裁判と民事裁判ってどう違うんだっけ?
「国vs個人」と「個人vs個人」で変わる
刑事裁判と民事裁判の違いってわかりますか? (2006年6月22日号) 「刑事裁判は国家が個人を処罰するためのもの。一方、民事裁判は個人と個人の紛争を解決するもの」(日本大学法科大学院教授・板倉宏氏)
刑事裁判では、国が被告に死刑や懲役、罰金などの社会的な制裁を与えますが、実際に被害者が被った損害までは埋められません。こういう場合は、被害者自身が加害者を民事裁判で訴えて、損害賠償を求めることになるのだそうです。
裁 判員は、被告が死刑や無期懲役になる可能性がある重大裁判を扱います。ボクが裁判員に選ばれたら、はたしてこんな大役が務まるのかしら…? 平日なら裁判 の傍聴は誰でも可能らしいから、裁判所で実際の刑事裁判を傍聴してみたりして、心の準備をしておいた方がいいのかもしれませんね。