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早くも、夏本番のような陽射しが照りつける季節となり、猛暑の到来を前に恐々としているビジネスマンは多いことだろう。

 エコやクールビズが浸透しつつあるとはいえ、真夏の炎天下でさえもスーツ着用がまだまだ当然視されているのが、日本のビジネス社会の現実だ。大量の汗や梅雨のジメジメなど、スーツがこれでもかと襲ってくる。

 日本気象協会の3ヵ月長期予報(5月25日発表)によれば、この夏の関東甲信地方の気温は平年並みかそれ以上とのこと。これから続く暑さを想像し、早くも辟易してしまうのは、男性ビジネスマンのみならず、女性も同様だ。

 夏用の涼しいスーツはすっかり一般化したが、その後、「あっ」と世間の度肝を抜いたのが、コナカが2008年2月に世界で初めて販売開始した“洗えるウールスーツ”、『シャワークリーンスーツ』だ。ウールの質感を損なわずに、温水シャワーのみで汚れをとり、洗剤もアイロンも不要という手軽さが受けた。

 これを可能にしたのは、同社が海外のエキスパートと共同開発した専用の特殊ウール素材、ウールリッチの混紡である。さらに、山本寛斎氏デザインのレディーススーツをラインナップに揃えたことも特筆すべき点だ。

 イメージキャラクターを務めた松岡修造氏が、スーツ姿のまま銭湯でシャワーを浴びるCMも鮮烈であったが、2年目の今年、約15万着出荷を突破するという快進撃を見せた。スーツを常に清潔に爽快に保てるという、ニーズの大きさを見せつける格好となった。
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 他の紳士服量販各社も、これに追随する。AOKIは今年4月に「プレミアムウォッシュスーツ」を発売。シャワーのみならず洗濯機での丸洗いが可能で、型崩れに強いという特色をもつ。青山商事も、関東地方の約200店舗限定で「アクアウォッシュスーツ」を発売し、質感にこだわったウール100%の素材で勝負をかける。

 さらに続くのが百貨店のPB商品だ。高島屋は洗濯機で洗える「ヴェールライン」をオンワード樫山と共同で企画。高級ウールの特殊加工技術で、従来の風合いをずっとキープできる。伊勢丹も女性向けに「ウォッシャブルウールスーツ」を投入。値ごろなラインで参戦を図る。

 これらの背景には、不況ゆえクリーニング代を節約したいという心理も働いているようだが、さらなる参入も予想される「洗えるスーツ」商戦は、これからが本番となる。
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